ベイビイ春菜⁄12

リビングのソファーの前で春菜と夏樹が仲良く遊んでいる。
春菜はピンクのベビーキルトのロンパースに同じ生地で出来たベビー帽、
ウサギのアップリケの付いたタオル地の涎掛けを首に巻かれている。
お尻は当然のように大きく膨らんでいる。
夏樹は水色のギンガムチェックのエプロンドレスでオムツカバーの上から
フリルのいっぱいついたクリーム色のオーバーパンツを履かせてもらっていた。
エプロンドレスはミニ丈なので夏樹も大きく膨らんだお尻がほとんど丸見えの状態だった。
ぬいぐるみを使ったハイハイの練習の後、夏樹と二人並んでオムツを取り替えて貰った。
春菜のハイハイの練習中に夏樹はオシッコを洩らしていたが、千秋に告げるタイミングが
つかめず、オムツを濡らしたままあやとりをしていた。
春菜のオムツ替えが始まったときにやっと千秋に告げ一緒にオムツを取り替えて貰った。
今度は、ちゃんとご褒美も貰うことが出来たので二人ともとても機嫌がよかった。
「はるちゃんは、まだすぐに大人の言葉が出ちゃうから、なっちゃんが教えてあげてね」
「はーい」
夏樹はあいかわらず、子供のように元気良く返事が出来る。
「はるちゃん、なっちゃんといっーぱいお話ち、ちようね。」
「はーい」
春菜も夏樹をまねて大きな声で返事をしたが、まだ少し照れが残っているようだった。
「じゃあ、お姉ちゃまは夕食の支度をするから二人と仲良くね」
「今日はなっちゃんの大好きなハンバーグよ」
そう言うと千秋はキッチンで夕食の準備を始めた。
「いただきまちゅ」「ごちちょうちゃま」
「おやちゅみなちゃい」「おはようごじゃいまちゅ」
夏樹は子供のように舌っ足らずなしゃべり方がすっかり身に付いている。
春菜はそれをまねながら繰り返していくうちに上手に赤ちゃん言葉を話せるように
なっていった。
「はるちゃんは、どうぶちゅさんは、だれがちゅきでちゅか?」
「ワンワン!」
「あのね、ワンワンはいぬってゆうのよ」
「ワンワン。ワンワンだもん」
「はるちゃんはまだ赤ちゃんだからわんわんしかいえないのよ」
キッチンから千秋の声がした。
「ふーん。そうなんだ。」
「はるちゃんも、なっちゃんに、だれがちゅきってきいてみて」
「なっちゃん姉ちゃまはだれがちゅき?」
「あのね、なっちゃんはね、うさぎさんとりすさんとくまさんとえーと」
「いっぱい、いっぱいちゅき」
「なっちゃん姉ちゃまじゅるい」
「はるちゃんも、いっぱい、いっぱいちゅきになっていいよ」
「うん。はるちゃんも、いっぱい、いっぱーーいちゅき」
“ぐちゅ、ぶりっぶりぃ”
その時、くぐもった音が春菜のオムツの中から聞こえてきた。
春菜は一瞬戸惑ったように千秋の居るキッチンの方を振り返ったがすぐに
大声で泣き出した。
「ウ、ウェーン。ウンチィー。」
オムツの中ではまだ排泄音が続いている。
「お姉ちゃまぁー。はるちゃんうんちでちゃったよ」
夏樹が大きな声でキッチンの千秋を呼んだ。
「あら、大変。すぐに行くからちょっと待っててね」
新しい布オムツとオムツカバーを持ってきた千秋は
手早くロンパースのまたのボタンを外しオムツカバーの前当てを開けた。
春菜の排泄はまだ少し続いていた。
春菜は両手で顔を覆って泣き続けている。
「もう大丈夫よ。気持ち悪かったでしょ。」
「すぐに替えてあげるから、もう泣かないで良いのよ」
もうすっかり素直な赤ちゃんになった春菜を千秋は優しくあやすように接した。
「もうウンチは全部出たかな?」
「エッ、エッ、エッ、エ」
ようやく落ち着いた春菜は涙を拭いながら頷いた。
千秋がオムツを開くとたくさんの柔らかな便がお尻を包み込むように汚していた。
次の瞬間春菜がブルッと震えると無毛のクレパスから勢いよくオシッコがほとばしった。
「あらあら、本当に困った赤ちゃんだこと」
「お姉ちゃま、ごめんなちゃい」
千秋は、また泣き出しそうになる春菜の涙で濡れた頬を涎掛けの端で優しく拭った。
「いいのよ。赤ちゃんなんだから」
千秋は満足そうな笑みを浮かべ春菜を見つめた。

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