ベイビイ春菜⁄14

“ピンポーン”
チャイムの音が部屋に響いた。
「あっ。ママだ。」
パタパタと足音を立てて夏樹が玄関に走っていった。
「まあ可愛い。なっちゃんもすっかりお姉さんね」
「ママぁー」
玄関からママと呼ばれる女性の声とその女性に甘える夏樹の声が聞こえてくる。
「お姉ちゃまぁー。ママがきたよー。」
大きな熊のぬいぐるみを抱えた夏樹がママと一緒に入ってきた。
「はじめまして。貴女がはるちゃんね。」
ママは身体の大きな女性だった。
180cm以上あるように見えた。
そして豊満な胸をしていた。
ママは軽々と春菜を抱き上げると頬にチュッとキスをした。
「まあ可愛い赤ちゃんだこと。ママって言えるかな?」
そう言って春菜が加えているおしゃぶりをそっと取り上げた。
不思議な魅力のある女性だった。
「ママ。・・・ママ。ママ。」
春菜は、その優しい目で見つめられると本当の赤ん坊のように胸に顔を埋め
恥ずかしそうに小さな声で何度も言った。
「あら、恥ずかしがり屋さんね。ちゃんとママの顔を見て言ってちょうだい」
「ママぁー」
甘えるようにママを呼ぶ春菜の目には大粒の涙があふれ出していた。
夏樹がママが来ると聞いてあんなに喜んだわけが春菜にもよく分かった。
「ママぁーなっちゃんも抱っこ抱っこぉー」
夏樹はママの前に来て焼き餅を焼いた子供のように両手を上げて足をバタバタさせている。
「あら、なっちゃんはお姉ちゃんなのにおかしいわね」
そうは言いながらも、ママは春菜をソファーの上に下ろすと夏樹を抱き上げた。
「ママ。ママぁー」
と夏樹もママの豊満な胸に顔を埋めた。
「ママぁ。おっぱい」
「まあ、なっちゃんはもうお姉ちゃんでしょ。いつまでもおっぱいを飲んでたらおかしいわよ」
「やだぁ。なっちゃんまた赤ちゃんになる。おっぱい、おっぱい」
駄々をこねる夏樹の頭を優しく撫でると夏樹をだいたままソファーに腰をおろし
胸元のボタンを外した。
「お姉ちゃんなのに可笑しいわね」
春菜に向かって微笑みかけると大きな胸を出し夏樹に乳首を与えた。
“チュパチュパチュパ”と音を立て夏樹は勢いよく乳首を吸いだした。
唇の端から白い液体が垂れだしている。
ママの乳首からは本当に母乳が出ているようだった。
5分もするとスヤスヤと満足げな寝息を立て夏樹は眠ってしまった。
「お母様、お帰りなさい。」
リビングに入ってきた千秋の服装はいつもと違っていた。
清楚な女学生のような服装だった。
白の丸襟のブラウスに紺の膝上竹のワンピース。
髪は幅広のカチューシャで留め、足下は白のハイソックスをはいていた。
「ただいま。留守中ごくろうさま」
「貴女もとっても可愛いわよ」
ママは衣服の乱れを直すと立ち上がって千秋の頬にもキスをした。
「ママ」
千秋は恥ずかしそうに頬を染めていた。
「貴女にはいつも世話を掛けるわね」
「ううん。いいの。私もママが大好きだから」
いつものしっかり者の千秋からは想像出来ない姿だった。
「あら、なっちゃん寝てしまったのね」
「私タオルケットを取ってきます」
「お願いね」
優しく微笑むママに微笑み返し、千秋はリビングを出ていった。

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