退行育児調教04

「淳一が不思議そうにしているから教えてやりな」
典子は崇から渡されたハンカチで涙を拭くと、淳一の方に向き直った。
「の、典子も崇の隣に座りなよ。立ち話も何だからさ」
良かれと思って言った淳一の言葉に典子は唇をかみ締め、困ったような顔をして小さく首を横に振った。
「それはまずいよ、淳一。取敢えず話を聞いてやってよ。それでわかるからさ」
崇は典子を促すようにポンとお尻を叩いた。
典子は両手を軽く握り、胸の前に持ってくると、とつとつと喋りだした。
「あ、あの わたし」
「お、オシッコを・・・もらしました」
「崇さんにトイレを お、お願いしたんですが・・・」
「駄目だと 言われて そ、それで がまん できなくて」
「何、言ってんだよ。それじゃあ何で漏れてないのか淳一にわかんないだろ」
相変わらず、のんびりした口調だが、典子にとってはそうではないらしい。
「わ、わたし オムツしてます。 だ、だから 」
「えっ!オムツ?」
淳一の頭の中にはオムツといえば赤ん坊か寝たきりの老人が使うイメージしかなく、典子のような若い女性とは全く結び付かなかった。
典子が我慢しきれず漏らしたオシッコをオムツが受け止めているとは思いもよらず、驚きのあまり淳一は、大声で問い返してしまった。
周りの視線が一斉に典子に注がれた。
「イヤッ」
典子は両手で顔を覆いその場にしゃがみこんでしまった。
その時、淳一の目にミニスカートの奥の下着が目に飛び込んできた。
“オ、オムツだ。典子、本当にオムツをしてるんだ”
不恰好に膨らんだ厚ぼったい下着の裾から、しゃがみこんだために圧迫されたオシッコが漏れ出している。
「の、典子、だ、大丈夫だから、そんなに漏れてないから」
動揺している淳一の口から出た言葉は、まるでフォローになっていない。
「崇!」
淳一が向き直ったその場所に、さっきまで居たはずの崇の姿はなかった。
「びょ、病気だったら、オムツもしかたないよ」
更に動揺した淳一は、言わなくてもいいような事を口にしてしまう。
「そ、そんなんじゃない」
典子の涙交じりの声を聞いた淳一には、もうこれ以上言葉を掛ける事は出来なかった。
「じゃあ、出ようか」
その時、全く緊張感も、動揺した様子も無い崇が、ポケットに財布をねじ込みながら戻ってきた。

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